お子さまの進路設計を考える、すべての保護者のみなさまへ
旺文社

Best wishs for my daughter and son.

interview

先輩たちの物語

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机上の空論に興味はない。自分で見て、話を聞いて、体験したい。


先輩たちの物語、第3回にご登場いただいたのは、スリール株式会社 代表取締役の堀江敦子(ほりえあつこ)さんです。子供の頃から人と関わることが大好きで、中高を通して国内外30施設以上のボランティアを経験した堀江さんの基本スタンスは、とにかく行動すること。前編では、小学生から大学生まで、スーパーアクティブな学生時代についてお伺いしました。

Profile
堀江 敦子

スリール株式会社 代表取締役社長

堀江 敦子さん

日本女子大学社会福祉学科卒業。大手IT企業勤務を経て、25歳で起業。
両立支援や意識改革を得意とし、企業の研修・コンサルティング、大学・行政向けにライフキャリア教育を実施。
「子育てしながらキャリアアップする人材・組織を育成する」をテーマに、人材育成事業を展開。内閣府 男女共同参画会議専門委員、厚生労働省 イクメンプロジェクト委員、東京都文京区 ぶんきょうハッピーベイビー応援団委員など、複数行政委員を兼任。千葉大学教育学部の非常勤講師も務める。

https://sourire-heart.com/

01
interview

小学生〜高校生時代を振り返って

──どんな小中時代を過ごしましたか?

堀江さん 人と関わることが好きで、活動的だったと思います。目を離したらどこかに飛んでいくということで、両親からは“風船娘”とうあだ名をつけられていました。小学生のときは、近所のお友達といろんな場所に行って冒険をする、というような遊びをしていました。小さい子も大好きで、小学校5.6年のときには、同じマンションに住む赤ちゃんの家に行って一緒に遊んだりもしていました。

幼稚園から小中高まで、お茶の水女子大学附属の学校に通っていたのですが、中学校の授業の一環として、養護施設に行くというものがあったんですね。その頃に児童虐待の問題を知り、衝撃を受けました。この頃から地域のボランティア活動にも興味を持つようになりました。ボランティアセンターに入り浸る中学生はなかなか珍しかったので、大人の方から「いまからこんなことに興味を持ってすごい。あなたみたいな人が社会をよく変えていけるんだよ」と言われたことが、とても嬉しかったです。自分は突出して勉強ができるわけでもなく、運動も得意とは言えず、体も小さいけれど、自分が活躍していける分野は必ずある、と考えられるようになりました。単純なので、その後高校~大学の間に国内外30施設以上のボランティアをしていきました。

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──高校時代はいかがでしょうか?

堀江さん 学校での行事が多く、文化祭、体育祭、ダンスコンクール、生徒会、塾など、精力的に活動していたと思います。心に残っているのは、文化祭のミュージカルで大きな役も演じたいし、同時に生徒会にも立候補したいと話したら、父に反対されたときのことです。二兎追うものは一兎も得ずだと言われましたが、わたしは両方やってみた。そして結局、父はミュージカル公演の2日間とも最前列に座ってビデオを撮っていたんです。社会人になってもあれは本当に良かったと何度も言ってくれいて・・・。(笑)そのとき気付いたのが、親はただ子どもの幸せを願っているだけなのだということ。親は親の価値観の中で良かれと思って言っているだけなので、「絶対ではないんだ」と思えたんです。子供にとって親の言葉は強力なものに聞こえてしまうかもしれませんが、最終的には子供が好きなことをして、楽しく過ごして、幸せなら親はいいんだ!と悟ったんです。だから進学も就職も自分が幸せになる選択をしようと思うようになりました。


02
interview

大学生時代を振り返って

──大学はどのように選んだのでしょう?

堀江さん 塾の世界史の先生の影響が大きかったです。メディアを過信せず、物事をひとつの側面から見ないということを教えてもらいました。みんな先生が大好きで授業のあともずっとお喋りしていました。その頃のわたしは、さまざまなボランティアの体験から「自分らしく生きる人を増やしたい」と考えていたんですね。障害があろうが介護が必要な状態であろうが、誰もが自分らしく生きるような社会になったらいいなと。その話を先生にしたところ、「とてもいい考え方だから、堀江さんは法律や政治を学んでみたら?」とアドバイスをいただきました。その発想は私にはなく、視野が広がりました。実際に進路を絞り込む際には、法学、心理学、社会福祉学などを学んでいる大学生に会ってお話を聞き、日本女子大学の社会福祉学科に通うことになりました。

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──どのような4年間でしたか?

堀江さん 3つのステップがあって、まず1-2年生では自分の視野を広げることに注力しました。素晴らしい世界史の先生との出会いから国際問題への興味も高まっていたので、たくさんの講演会に参加したり、短期留学をしたり、模擬国連サークルに入って議論をしたりもしましたね。ただ、そうした経験を重ねていく中で、国際問題はもちろん重要なテーマではあるけれど、むしろ国内にこそ課題がたくさんある、まずは自国の問題に取り組むべきだなと考えるようになりました。そこで2-3年生は日本にフォーカスをあて、国の制度や仕組みを勉強するために、通常の授業を受けつつ、厚労省のインターンを始めます。3-4年生は学んで来たことの実践ですね。長野のグループホームでの実習、一般企業でのインターン、プレゼン勉強会にいたるまで、ピンと来たものはどんどん参加していました。わたしは学生時代あまり本を読むタイプではありませんでした。どちらかというと、人から直接話を聞きたいし、自分で体験したい。動くことが好きというのは今でも一貫してあると思います。

はちきれそうな好奇心で、興味のあることに次々に飛び込んで行った堀江敦子さん。後編では、そんな堀江さんがどのような仕事を選び、いま何を考え、何を目指しているのかをレポートいたします。

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